セミリタイアを目指す弁護士ブログ

資産運用、法律事務所経営、セミリタイアなど興味があることをつづっていきます。

セミリタイアのタイプ ①節約型セミリタイア

どうも。セミリタイア研究家(自称)です。

 

現在実証されているセミリタイアの方法はいろいろとあるが、これを類型化し、それぞれの特徴についてまとめてみたい。

 

まず、1つ目は「節約型セミリタイア」である。

これは以下のプロセスからなるセミリタイア方法である。

 

  1. 働いて給料を得ながら、無駄遣いを決して行わず、節約によって資産を増やす。
  2. 資産運用は、インデックス投資などの長期投資をメインとする。
  3. 資産が一定額(一般的には単身なら3000万円〜5000万円程度)に達すると、仕事を辞め、セミリタイア生活に突入。
  4. 少ない生活費で暮らせる状態を維持しながら、ブログやアルバイト等でたまに収入を得る。

 

これを本ブログでは「節約型セミリタイア」と呼ぶ。

以下、詳しく分析する。

 

資産形成方法

節約型セミリタイアは、その名が示すとおり、高度な節約スキルが必要条件となる。

給料のうちのできるだけ多くを残して、資産運用にまわすのだ。

安定的な収入があればよいため、会社員や公務員には目指しやすいセミリタイア方法といえるものの、節約を継続するには自制心が必要といえる。

もっとも、節約マインドが身についた人からすると、特に苦にはならないようである。

 

給与収入の額は、多いほど資産形成の速度は早まるが、低収入であっても節約を極めれば資産形成は不可能ではない。

むしろ、セミリタイア生活に移行後の生活費が少なくても、今までどおりやっていける、という面がある。

 

資産運用方法

節約型セミリタイアにおける資産運用方法は、長期的な運用が可能である利点を活かして、株式投資がなされる場合が多い。

これは、歴史上、株式市場は数十年単位の長期で見ると年平均5%程度の上昇があることから、今後も長期的には経済の成長とともに株価は全体としては上昇するはずという考えに基づく。

株式投資の際には、高いリスクや手数料を避けるため、個別の会社に投資するよりはインデックス連動型のETFによる運用が望ましいと考えられている。

最も、運用方法はこれに限られるものではなく、各人の将来予想や好みによって様々である。

ただし、貯蓄のみによる場合は、将来のインフレのリスクがあるため、一定割合の株式か不動産など、インフレに対して強い資産での運用を一定の割合で組み入れることが、望ましいだろう。

 

生活スタイル

セミリタイア移行前後ともに、節約生活を心がける必要がある。

住居費は、実家など賃料不要の場所に住むか、賃料の安い地域に住んで節約がなされる。

東京の都市部での賃貸生活は基本的には困難である。ただし、住環境を問わなければ不可能ではないだろう。

 

独身者にとっては、比較的目指しやすい方法であるが、

家族を持ちながらこのセミリタイア方法をとることは、難易度が高い。

必要な生活費が増える上に、子にかかる費用等の不確定要素が増えることから、まずセミリタイア可能状態に至ることが困難になるといえる。

また、家族を持つ場合、配偶者のセミリタイアに対する理解は必要不可欠であるが、まだセミリタイアというライフスタイルは市民権を得ておらず、理解のある配偶者を得ることは至難の技である。

そのため、独身を貫く人が必然的に多くなる。

 

セミリタイア後の仕事は、アルバイトがメインになるだろう。

専門的技能がなければ高時給は望めないため、セミリタイア時の資産額を十分に準備する必要がある。

また、セミリタイア後に高時給のアルバイトを得るための資格取得などの準備をすることも考えられる。

副収入としては、ブログ運営によるアフィリエイトなどの収入が考えられる。

 

向いている人

お金をかかる趣味をもたず、節約自体が、それほど苦にならない人が向いている。

また、独身者で、将来的にも結婚や子作りは考えていない人も向いている。

さらに、会社組織やプライベートでの人的交流がそれほど好きではない人も向いているように思える。その一方で、地元での付き合いを重視し、交遊にあまりお金がかからない、いわゆるマイルドヤンキー的な人にも、向いているのではないか。

 

実践者が多数いる方法であり、ネット上でもノウハウを得ることができる。

また、ネットを通した交流も盛んである。

一般的なライフスタイルと異なるため、友人と興味のある話題が合わなくなる場合がありうる。セミリタイア後にネットを通じて、同じ境遇の人との交流を持つことが大事であろう。

ネットの情報をもとに今後急増すると思われ、SNSなどでの交流も活性化すると思われる。

 

次の記事では、他のセミリタイア方法についても検討していく。